ほんとは独り占めしたいテクニック集vol.1   投資効率を重視した戦略

呼び値・制限値幅を最大限活かした参入方法

多くの投資家は100株単位の銘柄よりも1000株単位の銘柄を好みます。なぜなら1円動けば1000円動くことになり、ボラティリティが高いからです。同じ1円の呼び値でも10倍のボラティリティ差、10倍のスピード差があるということになります。

同様に、1円単位で動く銘柄よりも5円単位、10円単位で動く銘柄の方が動きが5倍、10倍速いということですね。

これらを組み合わせてトレンドの出始めた銘柄を選べば、よりスピーディに資産を増やすことができると思いませんか?

実際の話です。
2009年末までは2000円が呼び値の区切りに設定されてましたので、アサヒビール(2502.T)を所有する(当時は1980円)と、2000円を超えた翌日から5円単位に切り替わり、それまでの5倍速で動くようになっていました。まるで世界の違うような感覚を味わえました。

つまり、呼び値・制限値幅はどちらも株の値動きを制限するものですが、逆にうまく利用すれば投資効率を高められるということになります。

さて、この講座では呼び値制限値幅といった外部要因を最大限に活かした銘柄選びを提唱したいと思います。

 

1.そのポイントは呼び値範囲の切り替わり位置(例;3000円、5000円など)、制限値幅の切り替わり位置(例;100円、200円など)に到達しかけている銘柄を選択することから始めます。

  出来れば、両方に関係してくるような価格のものを選べれば最高です。

  忘れてはならないのは、勢いのある銘柄であるということです。でなければ、新しい範囲に突入した途端に跳ね返されてしまいますよ。

2.銘柄スクリーニングが済んだらタイミングを逃すことなくエントリーしましょう。他の投資家も同様にその銘柄を見ていることを忘れずに。

3.うまく保有できましたら値動きに注視しましょう。それまでよりも加速度を増して動くのですから、慌てて利確に走るアマチュア投資家も出始めたり、投機目的のデイトレーダーがどんどん参入してきたりと、荒い値動きになる可能性があるからです。

4.含み益が安定してきましたら、この戦略はひとまず成功です。その後、その銘柄を持ち続けるか、他のおいしい銘柄に乗り換えるかはあなた次第です。

2010年1月4日改定
呼び値の変化
制限値幅の変化
 
基準株価
呼び値
基準株価
制限値幅
変動率
 
3000円以下
1円
100円未満
上下30円

30.3〜3000%

3000円以下の銘柄の戦略

日本株式ではこの範囲に入る銘柄が最も多く、制限値幅も細かく設定されています。つまりトレンドの出た銘柄では頻繁に範囲が変わってくる可能性があり、あなたのトレードに影響を及ぼすことも頭に入れておきましょう。

100円未満の格安銘柄であれば、1円単位の値動きでも高変動率になります。ですが、それに該当するほとんどの銘柄は『ジャンク株』と呼ばれる業績が最悪の銘柄ばかりで、値動きを操作する仕手筋も絡んできますので、健全な投資としてはとてもお奨めできません。やはり業績の良好な企業の株を選びましょう。

ここで最も醍醐味が味わえそうなのは、やはり3000円に差し掛かっている銘柄でしょう。一気にスピード5倍です。

最大価格上昇率:約50%(100円から駆け上がって150円に達した場合)

100〜200円未満
上下50円
25.1〜50%
200〜500円未満
上下80円
16〜40%
500〜700円未満
上下100円
14.3〜21.4%
700〜1000円未満
上下150円
15〜21.4%

1000〜1500円未満

上下300円
20〜30%
1500〜2000円未満
上下400円
20〜26.7%
2000〜3000円未満
上下500円
16.7〜25%
3000〜5000円以下
5円
3000〜5000円未満
上下700円

14〜23.3%

5000円に達すれば、スピード倍増です。
5000〜3万円以下
10円
5000〜7000円未満
上下1000円
14.3〜20%

5000円以上3万円以下の銘柄

10円単位なので5000円に近い銘柄ほど変動率は高くなりますが、万が一、5000円を割ってしまうとスピードは半減します。

3万円に差し掛かっている銘柄を選び、越えれば5倍速にスピードアップです。
最大価格上昇率:約30%(1万円が13000円に達した場合)

7000〜1万円未満
上下1500円
15〜21.4%
1万〜1.5万円未満
上下3000円
20〜30%
1.5万〜2万円未満
上下4000円
20〜26.7%
2万〜3万円未満
上下5000円
16.7〜25%
3万〜5万円以下
50円
3万〜5万円未満
上下7000円
14〜23.3%
5万円に達すれば、スピード倍増です。
5万〜30万円以下
100円
5万〜7万円未満
上下1万円
14.3〜20%

5万円以上30万円以下の銘柄

100円単位なので5万円に近い銘柄ほど変動率は高くなりますが、万が一、5万円を割ってしまうとスピードは半減します。

30万円に差し掛かっている銘柄を選び、越えれば5倍速にスピードアップです。

最大価格上昇率:約30%(10万円が13万円に達した場合)

7万〜10万円未満
上下1.5万円
15〜21.4%
10万〜15万円未満
上下3万円
20〜30%
15万〜20万円未満
上下4万円
20〜26.7%
20万〜30万円未満
上下5万円
16.7〜25%
30万〜50万円以下
500円
30万〜50万円未満
上下7万円
14〜23.3%

50万円に達すれば、スピード倍増です。

50万〜300万円以下
1,000円
50万〜70万円未満
上下10万円
14.3〜20%

50万円以上の銘柄

1000円単位なので50万円に近い銘柄ほど変動率は高くなりますが、万が一、50万円を割ってしまうとスピードは半減します。

300万円に差し掛かっている銘柄を選び、越えれば5倍速にスピードアップです、と言いたいところですが、
現在(’10/1/5)は、森トラスト総合リート(8961.T)の774,000円が1株の最高額となっていますので、とても300万円越えは有り得ません。

最大価格上昇率:約21.4%(70万円が85万円に達した場合)

 

さて、このように比較してきますと、「100円から駆け上がって150円に達するような銘柄」がもっとも効率よく稼げることになりますが、現実的にはかなりリスキーだと言えます。
その低価格まで下がった要因がポジティブなものである可能性は低いですし、仕手筋が関わっている可能性があれば、目標株価まで上げた途端に勢いよく下げてられ、高値掴みとなってしまいますので。

なお、これに関係なく、動きを知った銘柄ならば、低リスクで天底を捉えられますので、得意な銘柄や業種を持つことも重要です。

ところで、現在(’10/1/5)保有するのに最もお金が必要なのは……

・日本銀行(8301.JQ) 617万円(100株単位)
・歌舞伎座(9661.T) 363万円(1000株単位) とのことです。

70万〜100万円未満
上下15万円
15〜21.4%
100万〜150万円未満
上下30万円
20〜30%
150万〜200万円未満
上下40万円
20〜26.7%
200万〜300万円未満
上下50万円
16.7〜25%
300万〜500万円以下
5,000円
300万〜500万円未満
上下70万円
14〜23.3%
500万〜3000万円以下
10,000円
500万〜700万円未満
上下100万円
14.3〜20%
700万〜1000万円未満
上下150万円
15〜21.4%
1000万〜1500万円未満
上下300万円
20〜30%
1500万〜2000万円未満
上下400万円
20〜26.7%
2000万〜3000万円未満
上下500万円
16.7〜25%
3000万〜5000万円以下
50,000円
3000万〜5000万円未満
上下700万円
14〜23.3%
5000万円超
100,000円
5000万円以上
上下1000万円
〜20%
※前日終値により、翌日1日の呼び値・制限値幅が決まります。日中の価格変動によって、当日中の呼び値・制限値幅が変化することはありません
※呼び値単位の切り上げによって、制限値幅は規定された金額よりわずかに大きくなる場合があります


こちらは【かんたん、やさしい、初歩しょほ 『 株 』 投資でミリオネア入門】です。
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